ドロットニングホルム宮殿の庭2 Drottningholms slott


◇イギリス庭園

 バロック式庭園の北側にイギリス式庭園があります。これは18世紀末に造営されたものだそうで、造園家が英国も含めた海外研修の末生み出した、当時の流行である自然のあるがままを生かしたつくりのものです。

 歩いて見ると池の中の小島は草ぼうぼうで、庭園にいるというよりはどこかの荒れ地に迷い込んでしまったような気分になります。そうは言っても、小島の中にあるモニュメントに上って周りを見渡して見ると木は等間隔に植わっていて、それが人の手によるものであることをわからせてくれます。本当の自然では無いけれど自然の良さを味わせてくれる。それがイギリス式庭園なのでしょう。

↑これはイタリアで買い求められたものだそうです。

池には白鳥や鴨が・・・優雅↓

↑奥に見えるのは劇場。

  劇場はちょうどイギリス式庭園の造営と時期を同じくして建てられたようです。現在でも夏の間だけここでバレエやオペラが上演されるそうです。残念ながら日程があわなくて見れませんでしたが、レトロな劇場で見てみたかったです。

ヴェルサイユ宮殿の庭と違ってここにはあまり人気(ひとけ)がありませんでした。平日だったせいもあるんでしょうが、ピクニックしているような人もいませんでした。一人だぅたら不安になっていたかも・・・。王室の方が実際にお住まいになっておられるということもあるんでしょうが、それよりも、ここに来なくてもスウェーデンにはまわりに十分な自然があるのでしょうね。


宮殿の西の方、

バロック庭園のはずれの方から南に少しのぼったところに中国離宮(Kina Slott)があります。

ガイドブックにはここの庭園も良いと書いてあったのですが、

離宮には入れましたが(50SEK、ストックホルムカードで入場可)なぜか庭はのぞけないようになっていました。

日差しが建物内部を痛めるからかもしれませんが、残念でした。

ちなみにこの離宮、西洋人の考えた中国のイメージでつくられていてとても不思議な感じがしました。内壁とかピンクっぽい赤なんですがこの赤は中国の赤ではないよな〜、と思いました。

 

↑Kina Slottの近くにカフェがあって(ここのワッフルは美味しかったです)そこには夏だというのに暖炉に火がはいっていました。そして暖炉の近くには黄色いお花が・・・(金盞花?)
やっぱりスウェーデンの人は黄色いお花がお好き(?)

2002.10.7UP


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