Jacobsenを訪ねて
Bellevue Beach

 アルネ・ヤコブセン(Arne Jacobsen)という建築家をご存じでしょうか?
20世紀を代表するデンマークの建築家です。彼の名前は知らなくてもそのデザインの椅子(アリンコ・チェアなど)とか照明器具をご覧になったことがある方は多いのではないでしょうか。
今年は彼の生誕100周年ということでデンマークでは各地で記念イベントが行われています。


ヴェルビュー・ビーチ(Bellevue Beach)

 

 コペンハーゲン中央駅から国鉄S-tog C線で約30分、終点Klampenborgをでて右手に向かうと、そこがヴェルビュー・ビーチです。

ここはビーチの施設をはじめその一帯をヤコブセンがプロデュースした場所です。

ビーチの監視塔をはじめ、海の家のような建物や劇場、住宅などが今でも残っています。

Klampenborgへは国鉄で行くのですが、市バスと共通の24時間券があり、これを使うとクロンボー城まで行けてしまいます。

今回はヤコブセン・レストランで夕飯をとるために午後にKlampenborgに行き、翌日の午前中クロンボー城のあるヘルシングーアまで行って来ました。

得したと思っているんですが・・・どうでしょう???

 

浜辺には、はまなすが・・・

 

奥に見えているのはヤコブセン プロデュースのベルビュー・シアター


そのお隣がヤコブセン・レストランです。芝生でピクニックしている人もいました。

7月末だというのに、この日は気温20度C。コペンハーゲンの人はいったいいつ泳ぐのでしょうね〜???もっとも、冷たい風の中泳いでいる子供はいましたが・・・

レストラン・ヤコブセン

ビーチに面した劇場の横にあるのがヤコブセン・レストランです。

 もともとは1930年代にできたのですが、第二次世界大戦の影響で閉店を余儀なくされ、その後はいろいろなレストランがはいってうまくゆかずにいたのですが、3年ほど前に当初のコンセプト通りのヤコブセンずくしのレストランをOPENさせたところ、スノビッシュな層に大受け!予約が無いとはいれないお店になってしまったようです。

窓辺にはヤコブセンの愛したサボテンが・・・


<おまけ>



 Klampenborgの駅を出て右に行くとヴェルビュー・ビーチなのですが、左に10分歩くと森の遊園地デュアハウスバッケン(Dyrehavsbakken)があります。乗り物自体はおこちゃま向けののどかなものが多いのですが、レストランが多く、家族の憩いの場となっているようです。駅の前からDyrehavsbakkenまで馬車がでていて1台60DKKなのですが、100DKKで森の中をまわってくれます。ヨーロッパの森って独特の雰囲気がありますよね。ちなみにこの森は東山魁夷画伯の絵のモデルにもなっているそうです。

 ところで、コペンハーゲンのインフォメーションでベルビュー・ビーチのことを聞いたとき、ぜひここに行けばいいわ、と教えられたのはKlampenborgから、片道2kmのところにある王室の鹿の狩り場なのですが、冷たい風が吹く中、道にでも迷ったらいやだなぁ・・・と思ってやめたところ、後でガイドブックで見たらここにあるお城は非公開だそうで、寒空の中行ってもただ帰ってくるだけだったので行かなくて良かったぁ、と思いました。お天気が良ければ行っても良かったんですけどね・・・

2002.11.2UP


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