ヒバリ -

'02/3/23

Kochan

カメラ:D30

レンズ:キャノン 100-400mm/F4.5L IS USM + 2Xテレコン (1280mm相当)


春が近づくと畑の上空ではけたたましくさえずる鳥がやってきます。そうヒバリです。

しかしこれがどこにいるのか結構探すのが大変です。空中高く舞い上がりホバリングをしながら、

力の限り鳴いていますが、これに目を奪われ、仲間がゆっくりと捕食をする。

これを交替でで行っているわけですから。ついホバリングの方にばかり目がいってしまいがちです。

今回は、1時間じっくりその生態をを観察してみました。

 

春になると、田植えの準備で、土を耕し始めます。そのころヒバリが土の中にいた虫目当てにやってきます。ホバリング開始です。けたたましくさえずりながら上昇していきます。

どんどん登っていきます。ホバリングはおよそ5分。力の限り鳴きます。これにどうも気が取られて、また、さえずりがうるさくて音の方向音痴になり、地面の方にいるヒバリを探すことが出来ません。

 

 

50m先にいました!大変用心深い鳥であるばかりか、雀大の小型の上、田んぼの土と区別がつかない迷彩色です。運良く30m圏内に入ってくれました。撮影開始です。

こちらを気にしているのがわかります。ひとしきり虫をついばんでいますが、ことあるごとにこちらの様子を伺います。最近接20mくらいを横切っていきます。まるで注意を向けさせているかのごとくです。

 

 

少し、様子が変わって来ました。上ばかりを見ます。ホバリングをしていた仲間が地上に降りてしまいました。静かになったのもつかの間、このヒバリがホバリングに飛び立ちました。

後日の撮影ですが、私が見つけると同時にけたたましく鳴きながら飛び立ちました。私に背を向けて逃げるように移動しながらしばらく上昇を開始。

 

 

60mくらい上昇してしばらくとどまっています。

また水平移動を開始。

 

 

ほぼ真上に来て、一段と鳴き方に激しさをまします、100m以上の高さにさらに上昇。

肉眼では見失うほどの高さになりますが、泣きわめきが田んぼ一面にこだまして、またしても方向音痴にされます。つくづく仲間をかばううまい方法だなと関心してしまいます。

 

 

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